こんにちは、ゼロマネブログのマリアッティです。
今回は「毎月の積立額」について、考え方の基本と実際のシミュレーションを交えてお話しします。
まず大前提:積立額は“無理なく続けられる金額”が最優先
資産形成の目的は「ストレスなくお金を増やす」こと。
だからこそ、**最初に決めるべきは“金額の大きさ”ではなく、“続けられるかどうか”**です。
一般的な目安として、
- 生活費の**10%〜20%**を投資に回す
- それが難しければ5,000円や1万円でもOK
大切なのは「今あるお金を増やす」よりも、
「投資を続ける仕組みをつくる」ことです。
もし20歳から毎月500円ずつ投資していたら?
ここで、少しイメージをしてみましょう。
もしあなたが20歳のときから毎月500円を投資していたとします。
運用利回りは年5%(複利)で計算。
| 投資期間 | 積立総額 | 複利運用後の金額(概算) |
|---|---|---|
| 10年(30歳) | 6万円 | 約7.7万円 |
| 20年(40歳) | 12万円 | 約19.8万円 |
| 30年(50歳) | 18万円 | 約41.6万円 |
| 40年(60歳) | 24万円 | 約83.3万円 |
たった**月500円(1日17円)**でも、
時間をかけるだけで“2倍〜3倍以上”の成長が見込めます。
これが「複利の力」。
お金が“お金を生む仕組み”を、時間を味方にして活かすのが投資の本質です。
「収入が増えたら、積立も少しずつ増やす」くらいでOK
最初は500円や1,000円でも十分。
収入や生活の余裕が出てきたら、
- つみたて額を月1万円 → 月3万円 → 月5万円と段階的に増やす
- ボーナスや臨時収入でスポット積立をする という柔軟な考え方でOKです。
重要なのは、「一度に増やす」ではなく「ゆっくり育てる」という感覚。
投資はマラソン。ペースを崩さず走り続けた人が、最後に大きくリターンを得ます。
積立額を決める3ステップ
- 生活防衛資金(生活費3〜6ヶ月分)を確保する → これがあると投資中も安心。
- 余剰資金から“使わないお金”を投資に回す → 生活費とは完全に分けて考える。
- 自動積立を設定して「考えなくても増える」状態に → NISAや積立設定で放置できる環境をつくる。
おわりに:積立の金額よりも、“続ける仕組み”を
毎月いくら積み立てるかは、正解がありません。
けれど、「続けられること」こそが最強の戦略です。
今日の500円が、未来の自分の自由をつくる一歩になります。
焦らず、コツコツ積み立てていきましょう。
