こんにちは、ゼロマネブログのマリアッティです。
今回は、投資を始める前に絶対に知っておきたい「生活防衛資金」についてお話しします。
聞き慣れない言葉かもしれませんが、これを理解しておくことで、投資と貯金の“正しいバランス”が見えてきます。
生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、収入が途絶えたときに生活を維持するためのお金のことです。
たとえば、病気やケガ、仕事の減少などで一時的に収入が止まってしまった場合でも、家賃・食費・保険料などを数ヶ月間カバーできるようにするための“備え”です。
一般的には、
- 会社員 → 生活費の3〜6ヶ月分
- フリーランス・個人事業主 → 生活費の6〜12ヶ月分
が目安と言われています。
「貯金ゼロから投資」はNG?
SNSでは「貯金ゼロでもNISA!」という声も見かけますが、これは少し危険。
投資は長期でお金を育てる仕組みですが、同時に短期的には値動きがあります。
もし生活費に余裕がない状態で投資を始めてしまうと、相場が下がったときに不安で売却してしまったり、生活費に手をつけてしまうリスクもあります。
まずは、安心して投資を続けられる基盤=生活防衛資金をつくることが先決です。
生活防衛資金の“つくり方”
とはいえ、いきなり「6ヶ月分貯めましょう」と言われても大変ですよね。
私も最初は貯金がほぼゼロだったので、その気持ち、よく分かります。
そこでおすすめなのが、以下のステップ👇
1️⃣ まずは「1ヶ月分」の生活費を貯める
2️⃣ 次に「3ヶ月分」まで増やす
3️⃣ 余裕が出てきたら、少しずつ投資をスタート
最初のゴールを「1ヶ月分」にすることで、達成感も得やすく、モチベーションを保てます。
生活防衛資金はどこに置く?
目的は「いつでも引き出せる安心資金」なので、リスクのない場所に置くのが基本です。
たとえば:
- 普通預金(メイン口座とは別にするのが理想)
- 定期預金(短期)
- 一部を個人向け国債などの安全資産にしてもOK
「投資資金」と混ざらないように、生活防衛資金専用の口座を作るのもおすすめです。
投資と貯金のバランスの考え方
よくある悩みが、「貯金と投資、どっちを優先すべき?」というもの。
これは人によって正解が異なりますが、目安としてはこう考えると◎です。
💡 まずは生活防衛資金を優先して貯める → その後、投資に回す
具体的には、
- 貯金が生活費3ヶ月分に満たない → 貯金優先
- 貯金が生活費3ヶ月分以上 → 一部を投資へ
このルールを決めておくと、安心してNISAの積立も続けやすくなります。
私の実体験から感じたこと
私自身、貯金ゼロ・借金ありの状態から投資を始めようとした時期もありました。
でも結局、生活が不安定だと、どんなに良い投資をしても心が落ち着かないんです。
今では「現金100万円+リスク資産100万円」を目安にしていて、
心にも余裕が生まれました。
まとめ:安心できる土台をつくろう
投資は「余裕資金」で行うのが鉄則です。
焦らずに、まずは生活防衛資金をしっかり確保する。
その上で、NISAや積立投資を始めることで、長く続けられる資産形成ができます。
お金の安心は、心の安心。
焦らず、自分のペースで整えていきましょう🌱
